吉見百穴付近には、まだ見所があります。
まずは「地下軍需工場跡」です。
太平洋戦争時に、空襲を避けながら航空機の部品を製造する為に掘られたものです。
中は碁盤の目のようになっていて、一部の所まで入ることができます。
さて、この洞窟に蓮さんがどんな反応をするのやら。 恐がるかな~?
ビビリなところもあるけれど、好奇心旺盛で探検好きの蓮。はやくはやく奥へ進みたいようです。
写真や動画はカメラの照明を使っているので明るいですが、この洞窟内は薄暗くてムード満点。
ファイナルファンタジーのダンジョンを攻略している気分になります(笑)
ところで、以前に私がここを訪れたときには、近くに「洞窟ホテル」だか「岩窟ホテル」だかいう
洞穴をホテルの外観のようにしたものがあったと記憶しています。
吉見百穴のすぐそばだったような気がするのだけれど…
あった。これです。
以前は「岩窟ホテル」という古びた看板が掲げられていて、そばで見ることもできたのですが
今はフェンスで囲まれ、近づくこともできません。
ここも忘れられた観光の名所となってしまうのでしょうか。
賑わっていたころの面影もありません。悲しい…。
そしてこの小高い山、何気にかの有名な「松山城」の跡です。 行ってみましょう!!
あれ…斜面がきついなぁ…
け、険しい…。またしても険しい…。
もはや道ですらない!!
ふー、やっと着いたよ。
ここが頂上です。 本曲輪があった場所で、後に神社が建てられたそうですが、火事で焼失したそうです。 今は基礎の部分を残すのみ…。
空堀が深々と口を開けているのですが、これがコンデジの表現力の限界…orz
松山城はこのように数々の空堀によって守られています。
そしてこの松山城跡はほぼ当時の形態を残している数少ない城跡だそうです。
当時は曲輪と曲輪の間には土橋がかけられていたようですが、
さぞかし攻め落とすのは大変だったこととうかがい知れます。
「蓮、ここはね、ずっと昔から激戦地だったんだよ。
今私達が立っているここも、当時たくさんの兵や武将が命を落として倒れていたんだろうねぇ。」
蓮「…あたしももう脱落…。」
「えっ!?」
蓮さんここでドロップアウトです。 確かに吉見百穴を登って次に松山城跡、疲れるとは思います。
しかーし!こんな事もあろうかと、キャリーバッグを用意してあるのだ!!
かくして蓮さんキャリーin。
しかしアレか…。 足を滑らせたら、愛する蓮もろともアウトです。
キャリーバッグに入れた蓮を担いで昇り降りするのは結構大変。
重い装備品を背負って山を移動する自衛隊の演習を思い出してしまいます。
戦国の世にここで倒れた兵や武将のに思いを馳せていたそばから、
まさか私もリアルに戦闘時の気分を味わうとは。
細心の注意を払いつつ無事下山。
途中疲れてはしまいましたが、山が大好きな蓮にとっても楽しんでもらえたようです。
今度の休日には、ワンちゃんとぜひ訪れてみて下さい。 くれぐれも軽装、歩きやすい靴で!(笑)